プロフィール
名前:戦国アイコ
戦国武将とカフェが大好きな会社員
- 特徴:残業は嫌い。仕事の後カフェでまったりするのが大好き。
- 趣味:猫と遊ぶこと。推理小説を読むこと。
- モットー:ほどよく頑張る。
- 好きな食べ物:スウィーツ(特にクリームあんみつ)
- 嫌いな食べ物:梅干し、納豆。
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名前:戦国アイコ
戦国武将とカフェが大好きな会社員
こんにちは♪戦国ラブのアイコです(*^^*)
映画『キングダム』シリーズ史上最高傑作と言われる『大将軍の帰還』を観てきましたよ!
これでもか!という程の豪華なキャスティング!さらに今回は何と言っても、秦国6大将軍の一人、伝説の強さを誇る「王騎将軍の死」という結末が!もう泣くのは必至です!
事前にレビューをチェックしてみると・・・
『王騎将軍が、王騎将軍すぎた!』とか、『鑑賞中は、常に泣くか興奮するかでした!』など、やはり大絶賛の嵐!!
アイコもワクワクして観に行きましたが、予想以上に凄い映画でした♪
今回はそんな中から、特に感動した場面を2つお伝えしていきまーす!
※ネタバレを含みます。映画をご覧になってからお読みくださいね。
映画前半、敵将を討った信と仲間たちの前に、突如、敵の趙国の総大将・ホウケン(吉川晃司)が現れ、次々と飛信隊のメンバーを倒していく。
信とキョウカイも、懸命に立ち向かうが、武神ホウケンの圧倒的な強さの前に、太刀打ちできない。
気絶した信を守ろうと、仲間達が盾となるが守り切れず、大けがを負ったり命を落としていく。
そしてそこに、秦・趙両軍勢が現れ戦場と化す中、負傷した信を守ろうと飛信隊は、散り散りに逃げていき・・・
『信さえ守り抜けば、飛信隊は大丈夫だ』
という想いを胸に、全員が信を心から大切に思い守り抜いてく。
中でも尾到は、自ら大傷を負い血を流しながらも、信を背負い続け、少しでも敵から遠くへ遠くへと逃げる。
尾到は、ただの一兵卒。信とか王騎とか、特別な強さがある訳では無いただの一般人。
大将首を取るとか、戦に勝つとか派手さは全くない、普通の人。
そんな普通の人、尾到が、隊長である信を助けるため自ら犠牲になるのだ。
こうゆう、地味だけど熱い想いと行動が、同じくだだの一般人である私の胸に響き、涙がこみ上げてきた。
大将軍を目指す信を生かし、支えたい。
きっと、その一心だっだのだろう。
戦災孤児、下僕だった信が、天下の大将軍になるという夢をもった。
尾到たちは最初、鼻で笑っていた。お前何言ってんだ?なれる訳ないだろう?
しかし、信と行動を共にするようになり徐々に、信なら本当になれるんじゃないか?と信じるようになった。
その大きな夢を共に見て、共に戦い、最後は信に自分の命を託したのだ。
さらに、弟の死を知った尾平が、
『弟は役目を果たした。泣くな!信も謝るな!』
と毅然と言い放った場面も、胸にぐっときた。
そう!尾到は、立派に役目を果たしたのだ!!そこに微塵の後悔もないはず。
よくやった、と笑顔で送り出してあげようではないか。私も、泣きながら笑顔になった。
この場面は今後、信にとって、間違いなく一つのターニングポイントになると思う。
こうして信は、無くなった友達、仲間の想いを胸に大将軍を目指していく。
ホウケンと王騎の因縁の対決、戦闘シーンは鬼気迫るものがあった。
武神ホウケンの底知れない、重苦しく陰鬱な一定の表情とは対照的に、王騎将軍は過去、腹底に沈めて封印してきた激しい憎悪と怒りを、この戦闘で一気に爆発させた。
前作までの王騎将軍は、冷静沈着、微笑みを浮かべながらも、それ以外の感情を封印していたが、
今回ついに、今まで押さえつけていた感情のマグマが放出されたかのように、激しく感情を露わにするのだった。
そして不運にも、王騎将軍の予想より早く、趙軍の新たな軍勢が到着してしまう。
追い詰められる秦軍。策は尽きた。まさに絶対絶命。さてどうするか!?
しかし、危機的状況に追い込まれても、いやこの苦しい状況だからこそ、王騎は大将軍としての真価を発揮するのだ!
敵の数は、およそ10倍
ならば、一人十殺を義務づけます
いいですか、ここからが王騎軍の真骨頂です
皆の背には、常にこの王騎がついていますよ!
最大の危機を、逆にもの凄いパワーに変え、軍のトップとして、士気を上げ鼓舞していく。
なんてカッコいいんだよー!
追い込まれ険しい表情になる王騎、しかしそれと反比例するかのように、大将軍として、その偉大さを発揮しオーラを放つのだ!!
怒り、苦悩、絶対に諦めない強い意志、
大将軍としての冷静さ。
これらの入り乱れた複雑な感情を、その瞳の奥で表現する王騎・大沢たかおに、ただただ涙が溢れた。
もうこの信じられないほど強くてカッコイイ「ばけもの」は、王騎なのか?大沢たかおなのか?
どちらがどちらに乗り移っているのか、分からなくなる。
王騎役の大沢たかおは、この7年間もの間、王騎という役に取り組み、この『伝説の大将軍』へ近づくため、肉体はもちろん精神的にも鍛練を積み重ねてきたそうだ。
戦闘のクライマックスシーンでは、そんな俳優大沢たかおと、大将軍王騎という2人が共に重なり、
あの迫力ある圧巻のシーンを演じ切った。
そして激しい戦いの末、王騎将軍は死に、その想いは、信へとバトンが受け継がれていく。
(実際の史実でも、王騎は、秦の始皇帝である嬴政(えいせい)に仕えて3年で戦死している。)
中国の春秋戦国時代の群雄割拠の時代、中華統一を目指す秦を中心としたキングダム。
私達は、なぜこんなにも魅了されるだろうか?
それはきっと、信を中心に個性あふれるキャラクター達が、命をかけて激しく戦い、
信が大将軍へと昇り詰める人生のストーリーと、その夢、友情、人間ドラマが、惹きつけてやまないのだと思う。
映画の鑑賞後に購入したパンフレットを読むと、出演した俳優全員が、この映画に出られて感謝している、全力でその役に取り組んだと書いてある。
毎回本当に驚くのだが、役一人ひとりが、本当に、原作からそのまま出てきたかのように同じキャラクターで、期待を裏切らない。まさに、
その役を演じるために生まれてきたのではないか!?
そんな風に思わせる程の役者魂、プロ根性は心から尊敬し称賛したい。
ただ世間では当初、大沢たかおが王騎を演じることに対し、賛否両論があったらしい。
あのイケメンの大沢たかおが王騎?
イメージが全然違うんじゃない?大丈夫か!?
しかし、そんな不安は杞憂に終わった。
なぜなら、大沢たかおの王騎がスクリーンに登場した途端、私たちの不安は、一瞬にして解消された。それどころか、皆、大沢たかおの王騎将軍を絶賛し、釘付けになり、大好きになってしまったのだから。
さらにシリーズを締めくくる本作の最後の名場面では、
これ以上ない『王騎将軍』を演じ切り、
キングダムファンを魅了した。
また佐藤信介監督は、大人気漫画キングダムを実写化するにあたって、当時の覚悟をこう言っている。
キングダムシリーズは、2019年に1作目を公開し、5年かけて4作目まできて、一つのサーガと呼べるものになったのかなと。
僕自身は失敗したらもう田舎に帰るしかないぐらいの覚悟でやっていました。
できるという根拠はあり、自信もありましたが、なんの保証もない中で、実際はのるかそるかでしかなかった。結果、ここに辿り着けたのは、キャスト・スタッフ全員が限界に挑戦したからだと思います。
※パンフレットより引用
シリーズ4作目も大成功した今となっては、佐藤信介監督が、これほどの覚悟と苦労をしていたと知り驚いてしまう。
途中、コロナ渦で制作がままならないという大きな試練にぶつかる。
さらに2作目、3作目の成功から、必然的に高まるシリーズ4作目への期待値と、それを乗り越えなければならないというプレッシャーが重くのしかかる。
監督以下、制作スタッフ、キャストというプロ集団が、それぞれの限界に挑み、それを超えようともがき苦しみ、
命懸けで取り組み大成功させた、という長期に渡る戦いに思いを馳せると、
この制作・キャスト陣の「戦い」もまたドラマであり、『もう一つのキングダム』と言えるのかもしれない。
さて、キングダムはまだまだ続いている。この映画の時点から、信は大きく飛躍し今や将軍に。
王騎の矛(ほこ)を使ってホウケンを討った事で、出世したのだ!!
夢の大将軍まであと一歩!!
今後も注目していきたい。
そして願わくば、次回のキングダム映画も是非見てみたい。
おわり(*^^*)
※画像はすべて公式パンフレットより