戦国カフェ 〜OLが戦国武将をゆる〜く語るブログ〜

プロフィール

名前:戦国アイコ 
戦国武将とカフェが大好きな会社員

  • 特徴:残業は嫌い。仕事の後カフェでまったりするのが大好き。
  • 趣味:猫と遊ぶこと。推理小説を読むこと。
  • モットー:ほどよく頑張る。
  • 好きな食べ物:スウィーツ(特にクリームあんみつ)
  • 嫌いな食べ物:梅干し、納豆。

アイコの部屋⭐第2回目ゲストは福島正則さん

2021/07/27

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こんにちは☆ 暑いねー!今日も熱く戦国してますか? アイコの部屋の時間です~💖

今日のお客様は、幼い頃から豊臣秀吉に仕え、数々の武勇伝をもつ豊臣軍随一の猛将!福島正則(ふくしま まさのり)さんです!

特に、秀吉公が柴田勝家と天下を争った賤ケ岳の戦いでは、一番首、一番槍を挙げて、加藤清正さんとともに『賤ケ岳の七本槍』とたたえられた凄い方なんですよー

福島正則肖像画 / 東京国立博物館蔵

福島さん、初めまして!ようこそお越しくださいました!

アイコさん、よろしくです!

アイコ:早速ですが・・・福島さんって、秀吉公のご親戚なんですよね?

福島さん:はい。私の母は、秀吉様の母の妹なんです。だから、私と秀吉様はいとこにあたります。
まぁ、歳は20歳以上離れてますけどね。幼いころ、母を通じた縁で秀吉様の小姓になりました。

それからは、秀吉様一筋!豊臣家のために、命をかけて戦いたくさんの武功をあげてきましたよ!

アイコ:それと福島さんは、お酒が大好きだそうですね!超酒乱だった~なんて伝わっちゃってますが。

福島さん:まぁ、酒では色々失敗しましたね。
一番の失敗は、酔って家臣に絡んで『腹を切れ~!お前の首を見るまで許さん!』って命令しちゃったことです。
全然覚えてないんですけど(苦笑)

次の日、その家臣を呼んでも出て来ないから不思議に思ったら、切腹していたそうで・・・。
あの時は、さすがに後悔してメチャクチャ泣きましたね~。

福島正則さん、小山評定を語る

アイコ:さて、7月25日に行われた小山評定はお疲れ様でした!この会議で、福島さん大活躍だったそうですね!

はい。まさに私の発言が、あの会議の方向を決定づけました。

それはすごい!! 会議の様子、詳しく教えてください!

福島さん:我々が、上杉征伐に向かっている間に、石田三成と大谷吉継たちが挙兵し伏見城を攻めてきたんですよ!
だから徳川殿は、我々武将たちを集めて緊急会議を開いたんです。
このまま上杉征伐に会津に向かうか、大阪に戻って石田を討つかを決めたい ってね。

いやぁ、徳川殿は筋の通った方でした。

この中には、豊臣恩顧の武将の皆さんがたくさんいます。大切な妻子が石田三成に人質にされ命の危険があり、それを思うと私は心が痛いのです。だから、石田側に味方したい人は、遠慮しないで欲しい!
お望みならすぐに小山を発ち大阪へお戻りください。ご自由にどうぞ。そのことについては家康、全くお恨みいたしません。

っておっしゃるんです。優しいお方!

アイコ:はぁ。。(まぁ言葉は一見優しいけどね・・・圧が、圧が半端ないなー💧 💧 💧  家康さん怖っ。)

福島さん:妻子も心配だし、みんな迷っていたようです。室内はしばらく、し~んと不穏な空気が流れましたよ。

だから、俺が最初に口火を切ったんです!
『福島正則、徳川殿にお味方申す!』ってね。しかも部屋に響き渡るような大声で!
そしたら一瞬で場の雰囲気が変わったんですよー。

あの秀吉様への忠義に厚い福島正則が、家康殿に味方するんだ!って、他の武将にインパクトを与えたようです。

さらに私のすぐ後に、山内一豊も発言して、

『掛川城にある兵糧・弾薬を城ごと家康殿に献上します。ご自由にお使いください!』
なんて熱く言うもんだから、徳川殿も感動しちゃって。

他の武将達も、俺たち2人の発言と場の雰囲気にのまれたのか、ドミノが倒れるみたいにドンドン、私も、私も!って、結局全員『徳川殿と共に石田三成を討ちます!』って一致団結した訳ですよ!

結構、感動的な決起集会になりました!

アイコ:そうでしたか~!家康さんのために、最初のドミノを倒した福島さんの役割は大きいですね。

でも・・・ちょっと待ってください~~

福島さんって、豊臣家に忠義を尽くしていましたよね!
それなのに、なんで急に豊臣を裏切って、徳川側に寝返っちゃったんですか?

はっ⁉ アイコさん、何を言ってるんですか⁉

徳川殿も豊臣家に忠義を尽くす気持ちは同じです。

豊臣家にとっての害は、石田三成なんですよ 💢
ヤツは秀頼様をたぶらかして利用しようとしてるその石田を討って豊臣を守れるのは、徳川殿しかいないのです。

だから私は、豊臣のために!徳川殿にお味方するのです。
寝返っただなんて・・・人聞きの悪い事言わないでください💢

アイコ:えっ?じゃあ、この後の “ 天下分け目の関ヶ原の戦い” って、
徳川家康が天下を目指して豊臣家をつぶすための 徳川 VS 豊臣 じゃないんですか?

福島さん:とんでもない!
これは
豊臣にとって邪悪な石田軍 VS 豊臣の天下を守る徳川軍 の戦いですよ。

アイコ:う~ん。。そうなんですか。それは失礼しました。
じゃあこれから、決戦に向けて忙しくなりますね。暑いのでどうぞ体に気を付けて頑張ってくださいね!

福島さん:有難うございます!豊臣家のために、絶対勝ちに行きますよ!見ててください!

待ってろよ~三成!!

福島正則さんへのインタビューを終えて

福島さん、戦いに向けての意気込み、凄かったですね!
ただ・・・豊臣家を守る!という家康さんの建前に躍らされ本質を見抜けなかったのは、残念だし切ないなー。

実は福島さん、会議の前夜に仲のいい黒田長政から、

  • 石田三成の本心は、豊臣家に代わり天下を取ること
  • 家康殿は、秀頼様の天下を横取りしようなんて邪心は一切ないこと
  • 豊臣のためには、この一戦でとにかく家康殿が勝たねばならないこと

その勝利への第一歩は、福島さんが会議で、家康殿に味方すると口火を切ることなんだよ!
と、上手く勧められたんだよね。

結局、この後の関ヶ原の戦いでは、福島さんは東軍の主力部隊として「西軍」最大部隊を率いる「宇喜多秀家」(うきたひでいえ)と乱戦を繰り広げ、東軍の勝利に大きく貢献しました。

そして福島さんは、関ヶ原の事後処理が終わって初めて家康の真意を知り、自分の行動が豊臣家の弱体化を招いたことに気づくんですよね。
自分は、豊臣家をつぶすために力を貸してしまった、と。

福島正則さんや加藤清正さん、石田三成さんは年齢も近く、昔は秀吉公の小姓として、市松や虎之助、佐吉と呼び合った、同じ釜の飯を食べた幼なじみだったのにね。

武断派、文治派って、豊臣政権の中で違う役割を担うなかで、関係が悪くなってしまった(泣)

この3人の豊臣を思う気持ちは同じなのに・・・。
ホントこの3人が仲良くしていたら、豊臣家は潰されなかっただろうね。

家康さんのほうは、豊臣政権内部の弱みを上手く利用して、漁夫の利を得ました!!

ある意味、
小山評定で福島さんが『家康さんに味方する!』と発言したことは、歴史を変える分岐点だったのかもしれないね。

さて、今日のお話はこれでおしまいでーす☆

次回のアイコの部屋は・・・
この小山評定に参加した武将、細川忠興さんの奥様、細川ガラシャさんをお迎えします。

石田三成さんの『武将の奥さん人質作戦』で、最初にターゲットにされたガラシャさん。
夫と自分の名誉にかけて人質を拒み、自害し、爆薬とともに城と散った壮絶な最後についてお聞きします。
(サクッと言ったけど、結構エグいね💦)

次回もお楽しみに~💖

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