プロフィール
名前:戦国アイコ
戦国武将とカフェが大好きな会社員
- 特徴:残業は嫌い。仕事の後カフェでまったりするのが大好き。
- 趣味:猫と遊ぶこと。推理小説を読むこと。
- モットー:ほどよく頑張る。
- 好きな食べ物:スウィーツ(特にクリームあんみつ)
- 嫌いな食べ物:梅干し、納豆。
プロフィール
名前:戦国アイコ
戦国武将とカフェが大好きな会社員
皆さんこんにちは!アイコの部屋の時間です💖
今日のお客様は、幼い頃から豊臣秀吉に仕え、数々の武勇伝をもつ豊臣軍随一の猛将!福島正則(ふくしま まさのり)さん!
特に、秀吉公が柴田勝家と天下を争った賤ケ岳の戦いでは、一番首、一番槍を挙げて、
加藤清正さんとともに『賤ケ岳の七本槍』とたたえられた凄い方なんですよー☆
【福島正則/Wikipedia】
福島さん、初めまして!ようこそお越しくださいました!
アイコさん、よろしくです!
早速ですが・・・福島さんって、秀吉公のご親戚なんですよね?
はい。私の母は、秀吉様の母の妹なんです。
だから、私と秀吉様はいとこにあたります。
まぁ、歳は20歳以上離れてますけどね。幼いころ、母を通じた縁で秀吉様の小姓になりました。
それからは、秀吉様一筋!
豊臣家のために、命をかけて戦いたくさんの武功をあげてきましたよ!
【『太平記英勇伝 三十三 福島左衛門太夫正則』/Wikipedia 】
それと福島さんは、お酒が大好きだそうですね!
超酒乱だった~なんて伝わっちゃってますが。
まぁ、酒では色々失敗しましたね。
一番の失敗は、酔って家臣に絡んで『腹を切れ~!お前の首を見るまで許さん!』って命令しちゃったことです。
全然覚えてないんですけど(苦笑)
次の日、その家臣を呼んでも出て来ないから不思議に思ったら、切腹していたそうで・・・。
あの時は、さすがに後悔してメチャクチャ泣きましたね~。
さて、7月25日に行われた小山評定はお疲れ様でした!
この会議で、福島さん大活躍でしたね!
はい。まさに私の発言が、あの会議の方向を決定づけました。
それはすごい!! 会議の様子、詳しく教えてください!
我々が、上杉征伐に向かっている間に、
石田三成と大谷吉継たちが挙兵し、伏見城を攻めてきたんですよ!
だから徳川殿は、我々武将たちを集めて緊急会議を開いたんです。
このまま上杉征伐に向かうか、
大阪に戻って三成を討つかを決めたい ってね。
いやぁ、徳川殿は筋の通った方でしたよ~
この中には、豊臣恩顧の武将の皆さんがたくさんいます。
大切な妻子が石田三成に人質にされ命の危険があり、それを思うと私は心が痛いのです。だから、石田側に味方したい人は、遠慮しないで欲しい!
お望みならすぐに小山を発ち、大阪へお戻りください。
ご自由にどうぞ。そのことについては家康、全くお恨みいたしません。
っておっしゃるんです。優しいお方!
はぁ。
まぁ言葉は一見優しいけど、圧が、圧が半端ないなー💧 💧 💧
家康さん怖っ。
妻子も心配だし、みんな迷っていたようです。
室内はしばらく、し~んと不穏な空気が流れましたよ。
だから、俺が最初に口火を切ったんです!
『福島正則、徳川殿にお味方申す!』って
しかも部屋に響き渡るような大声で!
そしたら一瞬で場の雰囲気が変わったんですよ♪
あの秀吉様への忠義に厚い福島正則が、家康殿に味方するんだ!って、他の武将にインパクトを与えたようです。
さらに私のすぐ後に、山内一豊も発言して、
『掛川城にある兵糧・弾薬を城ごと家康殿に献上します。ご自由にお使いください!』
なんて熱く言うもんだから、徳川殿も感動しちゃって。
他の武将達も、俺たち2人の発言と場の雰囲気にのまれたのか、ドミノが倒れるみたいにドンドン、私も、私も!って、結局全員『徳川殿と共に石田三成を討ちます!』って一致団結した訳ですよ!
結構、感動的な決起集会になりました!
そうでしたか~!
家康さんのために、最初のドミノを倒した福島さんの役割は大きいですね。
でも・・・ちょっと待ってください!!
福島さんって、豊臣家に忠義を尽くしてましたよね?
それなのに、なんで急に豊臣を裏切って、徳川側に寝返っちゃったんですか?
はっ⁉ アイコさん、何を言ってるんですか⁉
徳川殿も、豊臣家に忠義を尽くす気持ちは同じです。
豊臣家にとっての害は、石田三成なんですよ 💢
【石田三成/wikipedeia】
ヤツは秀頼様をたぶらかして利用しようとしてる。
その石田を討って豊臣を守れるのは、徳川殿しかいないのです。
だから、
私は豊臣のために!
徳川殿にお味方するのです!
寝返っただなんて・・・人聞きの悪い事言わないでください💢
アイコ:えっ?じゃあ、この後の “ 天下分け目の関ヶ原の戦い” って、
徳川家康が天下を目指して豊臣家をつぶすための 徳川 VS 豊臣 じゃないんですか?
福島さん:とんでもない!
これは 豊臣にとって邪悪な石田軍 VS 豊臣の天下を守る徳川軍 の戦いですよ。
う~ん。。そうなんですか。それは失礼しました。
これから、決戦に向けて忙しくなりますね。
暑いのでどうぞ体に気を付けて頑張ってくださいね!
有難うございます!豊臣家のために、絶対勝ちに行きますよ!
見ててください!
待ってろよ~三成!!
福島さん、戦いに向けての意気込み、凄かったですね!
ただ・・・豊臣家を守る!という家康さんの建前に躍らされ本質を見抜けなかったのは、残念だし切ないなー。
実は福島さん、会議の前夜に仲のいい黒田長政から、
その勝利への第一歩は、福島さんが会議で、家康殿に味方すると口火を切ることなんだよ!
と、上手く勧められたんだよね。
結局、この後の関ヶ原の戦いでは、
福島さんは東軍の主力部隊として「西軍」最大部隊を率いる「宇喜多秀家」(うきたひでいえ)と乱戦を繰り広げ、東軍の勝利に大きく貢献しました。
そして福島さんは、戦が終わって初めて家康の真意を知り、
自分の行動が豊臣家の弱体化を招いたこと、に気づくのです。
自分は、豊臣家をつぶすために
力を貸してしまった、と。
福島正則さんや加藤清正さん、石田三成さんは年齢も近く、昔は秀吉公の小姓として、市松や虎之助、佐吉と呼び合った、同じ釜の飯を食べた幼なじみだったのにね。
武断派、文治派って、豊臣政権の中で違う役割を担うなかで、関係が悪くなってしまった(泣)
この3人の豊臣を思う気持ちは同じなのに・・・。
ホントこの3人が仲良くしていたら、豊臣家は潰されなかっただろうね。
家康さんのほうは、豊臣政権内部の弱みを上手く利用して、漁夫の利を得ました!!
ある意味、
小山評定で福島さんが『家康さんに味方する!』と発言したことは、歴史を変える分岐点だったのかもしれないね。
さて、今日のお話はこれでおしまいでーす☆
次回のアイコの部屋は・・・
この小山評定に参加した武将、細川忠興さんの奥様、細川ガラシャさんをお迎えします。
石田三成さんの『武将の奥さん人質作戦』で、最初にターゲットにされたガラシャさん。
夫と自分の名誉にかけて人質を拒み、自害し、爆薬とともに城と散った壮絶な最後についてお聞きします。
(サクッと言ったけど、結構エグいね💦)
次回もお楽しみに~💖