皆さんこんにちは！アイコの部屋の時間です♪

今日も、ゲストは藤原不比等さんです！不比等さん、よろしくお願いします♪

はい、よろしくお願いします。今日は、壬申の乱のお話続きからでしたね！

壬申の乱　なぜ起きた？

めでたし、めでたし！だと思ったんですが・・・

この状態から、なぜ内乱が起きてしまうんですか？

①甥・大友皇子が仕掛けた説

大海人皇子が、吉野へ逃れ約１ヶ月半後、天智天皇が崩御（亡くなる）しました。

その後大海人皇子は、大友皇子が、自分の命を狙って開戦準備を進めているらしいという情報を得たのです。

この情報を、聞いた大海人皇子は、思わず、

「何ぞ黙して身を亡さむや！」

※現代語訳「このまま黙って身を滅ぼしてなるものか！」

と叫んで、挙兵を決めたと言われています。

せっかく皇位を譲って、ひっそりと吉野に引っ越ししたのに、甥っ子が、命を狙いに攻めてくるなんて！！

②叔父・大海人皇子が仕掛けた説

それは、大海人皇子の奥様（のちの持統天皇）が仕掛けた説なんです。

大海人皇子の奥様は、このまま大友皇子が天皇に即位してしまうと、自分の子（後の草壁皇子）の系統が天皇に即位出来なくなる状況を断固として避けたかったんですよ。

そのため「吉野にわざと退いたかに見せて、密かに戦争の準備をして、天智天皇の崩御後に大友皇子を滅ぼそう」と大海人皇子を説得したともいわれています。

ちなみにですが、大海人皇子の奥様（のちの持統天皇）は、天智天皇の娘なんですよ。

天智天皇の息子　VS　天智天皇の娘（天智天皇の弟の妻）

なのね！

すごい近親者同士の近場での、えげつないバトルロワイヤル！！犬神家の一族のようなドロドロなお話ですね。

それで壬申の乱の結果はどうなったんですか？

壬申の乱　最終的に勝利したのは誰！？

※大海人皇子は、後に天武天皇になります。

今の奈良県、三重県、岐阜県、滋賀県など、かなり広域を舞台に展開された内乱だったんですよ。
大海人皇子側に、天智天皇の専制政治に反発していた豪族が協力したことが、大きな勝因の理由だったようです。

そして、この結果が、

藤原氏にどう影響があったんですか？

中臣金（なかとみのかね）　一族への処罰

大友皇子は自害し、藤原の代表者だった中臣金（なかとみのかね）は、処刑され、子孫は流罪となってしまったんです。

やっと中大兄皇子が天智天皇になって、藤原の氏をもらい藤原さんの時代がやって
くるかと思いきや、

負け馬に乗っかってしまったのね。

しかも藤原代表の中臣金さん処刑って、・・・あまりにも残念すぎる。
まさか、不比等さんも処罰をうけたとか！？

藤原氏　一気に没落へ！？

大海人皇子からは、特段、大友皇子派として政治的に動いていた訳ではない、加担していない、という判断で、ラッキーにも藤原不比等は、処罰は免れることが出来ました！

でも、こうして我ら藤原家一族は、一転して大ピンチになってしまい・・・

では皆さま、続きはまた次回！お楽しみに(^^)/~~~