プロフィール
名前:戦国アイコ
戦国武将とカフェが大好きな会社員
- 特徴:残業は嫌い。仕事の後カフェでまったりするのが大好き。
- 趣味:猫と遊ぶこと。推理小説を読むこと。
- モットー:ほどよく頑張る。
- 好きな食べ物:スウィーツ(特にクリームあんみつ)
- 嫌いな食べ物:梅干し、納豆。
プロフィール
名前:戦国アイコ
戦国武将とカフェが大好きな会社員
皆さんこんにちは!アイコの部屋の時間です♪
今日は、気持ちのいい海辺のテラスから、与一さんと一緒にお届けしますよー☆
与一さん、今日もよろしくお願いします!
こちらこそです。今日も本音トークでいきますよ。
アイコ:早速ですが、前回は、与一さんが見事に弓矢を命中させた後、源氏も平家も喜んで盛り上がった!
ってお話でしたよね。ここで、何か事件が起きたんですか!?
与一さん:そうなんですよ、アイコさん。ホント、義経様にはビックリでしたよ・・・
確かにあの時は、源氏と平家も敵味方関係なく大喜びして、盛り上がっていたんです。
するとその時、
感極まった平家のおじさん(50歳くらい)が、
感動を抑えきれずに、船の上で舞を舞い始めたんです。
よくぞやった!敵ながらあっぱれ!って気持ちだったんでしょうね。
舞ですか~!素敵なお話ですね!
戦場なのに敵味方関係なく、その場が一体となったんですね。
はい。自分が矢を射抜いたことを、こんなに喜んでくれるなんてね。
おじさんは踊るし、皆は私をほめたたえて。
私、一躍ヒーローになっちゃいました~
しかし!その喜びも一転、義経様から命令がきたんです。
あの踊ってるヤツを射ろ!!
って。
えっ!?
あのおじさんを、射るんですか??
私、ビックリして思わず聞き返しちゃいましたよ。
でも義経様は、
早くアイツを射ろ!
ってキッパリ。
これには、ほんとビックリでした。
だって、あのおじさんは、私が的を射抜いたことに感動して、感極まってその喜びを踊りで表現しているんですよ。
そのおじさんを弓で射るって・・・
人としてどうなのよ?
KYすぎると思いませんか?
あらら。さすが義経様。我が道を行くタイプ。
それで、与一さんはどうしたんですか?
もちろん選択肢は、一択ですよ。
義経様に逆らったら、私が殺されますし。
泣く泣く、おじさんを弓で射ました。
あの時は、さすがに胸が痛かったな~
こうして私が、義経様のムチャぶりな命令に従って、踊ってるおじさんを弓で射たら、
源氏軍と平家軍、ともにドン引きしてしまったんです。
えっ~?味方である源氏軍もドン引きですかぁ~?
はい!!中には喜んでる人もいましたけど、賛否両論でしたよ。
この状況で、油断した相手を討つなんて、
武士として、あるまじき行為とか、情けないとか・・・・。
そして平家軍は、激おこ!
今、この雰囲気で討つか?
皆で一緒に喜んでたのに!!って・・・
そして怒った平家は戦をしかけ、また両者の激しい戦いが始まったんですよ。
結局は、勢いに乗った我々源氏軍が勝利したので、戦としては成功したんですけどね。
なるほど~。そんな流れだったんですね。
でもある意味、“戦の天才”義経さんは、ブレない人ですね。
どんな状況でも、“勝利”のみにこだわる。
どんなに汚いやり方でも勝てばいい。
まぁそうですね。
ひと時休戦して、源氏と平家と一緒に盛り上がって騒いでいた時は、
まるでここは、横浜アリーナかぁって高揚感に浸っちゃいましたけど。
でも、結局は敵と味方。戦いですからね。
義経さんは、情に流されずに、
ミッションをやり遂げたってことですね。
アイコ:そして、改めて思うのは、やっぱり与一さんの偉大な功績ですよ!!
与一さんが扇の的を見事射抜いたお陰で、義経様はじめ源氏軍全体が盛り上がり勢いがついて、
屋島の戦いで勝利できたんだと思います。
屋島の戦いでの勝利で、勢いに乗ったからこそ、壇ノ浦では大勝利を収めることができた!
頼朝様からは、戦功として、領土をいただいたとか?
はい!
丹波国五賀庄(京都府船井郡日吉町)
信濃国角豆庄(長野県松本市、塩尻市)
若狭国東宮河原庄(福井県小浜市)
武蔵国太田庄(埼玉県行田市、羽生市)
備中国荏原庄(岡山県井原市)
この5か国をいただきました!
アイコ:すごい!!5か国もですか!?
頼朝様も、与一さんの一本の矢の成功が、源氏軍全体の士気を高め、屋島の戦いに勝利し壇ノ浦の戦いへの続いたことを、高く評価したんでしょうね!
与一さん:そう言っていただけると嬉しいです。
ちなみに、壇ノ浦の戦い後、那須氏の家督は、11男である私が継いでいました。
というのも、平家に味方した兄9人は、残党狩りを逃れるため各地に逃げ落ち、
すぐ上の兄為隆も、壇ノ浦で義経様の命に背き追放され、兄弟誰もいなくなっちゃたから。
そして私は、頼朝様から頂いた5か国については、
平家側だった兄9人を赦免して、その兄達に分け与え、治めてもらったんです。
与一さん、敵だったお兄さん達を許し、
自分がもらった領地まで与えたんですか!?
優しすぎる!器が大きい!
さすが大スター✨✨
いえいえ、それほどでも~。
結局、戦での勝敗というのは、紙一重だと思うんですよね。
たまたま私は源氏側につき、幸運にも扇を射抜くことに成功し、
命も助かり、頼朝様から高い評価をいただいた。
でも兄達は、平家側につき、敗れて激しい残党狩りに合って辛い思いをしている。
成功した私の使命、それは、“兄達と一緒に那須氏を盛り立てていくこと” だと思ったんです。
これからは那須氏のために、兄弟一丸となり領地を守り発展させたい! そう強く願ったんですよ。
アイコ:与一さん、人格者だなぁ。
10余り1、っていう兄弟では “余り” のポジションでありながら、那須氏全体の発展を考えて行動して素晴らしい✨
今日まで続く那須氏の繁栄があるのは、与一さんのお陰ですね!
ところでアイコは、那須与一伝承館のすぐ隣にある、
那須神社にも参拝してきましたよ。
那須神社は、与一さんが扇の的を弓矢で射落とす時
『南無八幡大菩薩・・・』と神頼みした有名なシーンの、
あの神社ですよね!
鳥居を抜けて、
ふむふむ、なるほど。
おみくじを引いたら、大吉が出ました!
そして重要文化財の桜門。確かに独創的な感じ。
この桜門をくぐると、奥にはいよいよ本殿が。ワクワク!
そして、ここが本殿!
あれっ??(^-^;
な、なんか・・・
うっそうとしている💦
雑草生い茂る、わびさびの雰囲気。
人を寄せつけないオーラを感じましたよ。
確かに、シブ過ぎるww
私の「那須」の姓を神社名にしてるからには、もう少し整備して欲しいなぁ。
そして開運神社として、沢山の方々が参拝するようになって欲しいですね。
氏子の方、行政の皆さま方、「那須神社」をもっと盛り上げてくださいね~
(那須与一からのお願い💓)
アイコ:そうそう、私、伝承館の隣の道の駅で、このお守りストラップを買ったんですよ。
【 道の駅・屋根が扇の形です 】
与一さん:有難うございます!アイコさん、そのストラップで、ますます運気アップですね!
ちなみに、そのキャラクターは、“与一くん”っていう大田原市のゆるキャラなんですよ。
【与一くん/大田原市観光協会サイトより】
お守りストラップを始め、色々なグッズ展開してますので、皆さん可愛いがってあげてくださいね。
さて、アイコの部屋もそろそろお別れの時間です。
与一さん、2回に渡ってのご登場、いかがでしたか?
超人気番組、アイコの部屋に出演できて嬉しかったです。
そして世間では、私が、簡単に扇の的を射抜いた、
と誤解してる人もいるようですが、
義経様からのパワハラ命令で、その時どんなに大変だったことか!
その裏事情や苦労話を今回話せて、スッキリしました!
アイコ:ほんとに、色々大変だったんですねぇ。今回初めて知りました。
与一さん:ただ、今となっては、
平家と義経様に感謝しています。
え~っ!?
あのムチャな要求をした、パワハラ義経さんに感謝!?
それは、一体なぜですか?
だって、もしあの時、平家が扇を掲げて挑発して来なかったら?
そして、義経様が無理やり私に『矢を射ろ』と命令しなければ?
私の出番はなく、
歴史に那須与一の名を刻むことも、那須氏の発展もなかったでしょう。
平家の挑発と義経様のムチャな命令があって、それに応えた自分がいたからこそ、今があるんです!
だから・・・
ピンチはチャンスですよ!
この道を行けば、どうなるものか。 危ぶむなかれ、危ぶめば道はなし。
踏み出せばその一足が道となり、その一足が道となる。
迷わず行けよ、行けばわかるさ。
ありがとう!!
これは、アントニオ猪木さんの言葉です。
私、この言葉がとても好きなんですよね。そう信じて弓を射ましたよ。
だから、もし今、大変な困難に立ち向かっていたり、プレッシャーに押し潰されそうだったり、
ピンチを迎えてる人がいたら・・・
是非、それを “チャンス” だと思って、頑張っていただきたいですね!
きっと道は開けます!
私がそうだったように!
ピンチはチャンス!
さずがは与一さん、
扇の的を射た弓の名手だけに “的を得た” アドバイスですね!
おお~アイコさん、お上手!!
おあとがよろしいようで(笑)
以上、アイコの部屋、那須与一さんへのインタビューでした。
与一さん、有難うございました!!
じゃあ、また次回もお楽しみに~(^_-)-☆
次回のブログ更新は10月くらいになります。
OLは色々忙しい(笑)
暑い夏、体調に気を付けてね。
参考文献:Wikipedia